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期末試験練習問題 1. 「創造的研究活動の条件」について、以下の言葉を用いて説明しなさい。 (1)問題の発見 (2)先行論文の精査 (3)問題の整理 (4)解決済み要因と未解決要因 (5)データの整理 (6)論文の組み立て 「創造的研究活動」とは、以下の手順によって分けられる。 まず、人々の生命の発露にあたり直面した問題について、研究者コミュニティの中で話しあってみる。これを(1)問題の発見と呼ぶ。次に、先行する研究を吟味する。それらの研究に解決策が明示されていなければ創造的研究となる。あるいは先行研究同士が互いに競い合っている場合でも、それらを統合することで全体を矛盾なく説明する方法を発見するなどといった研究も創造的研究と言える。これらを(2)先行論文の精査と呼ぶ。続いて、(3)問題の整理という段階にはいる。ここでは目的が実現できていない現状を確認するとともに研究課題を明確化、細分化し、再度研究コミュニティで話し合うことで見落としている要因や他の要因との関連性を見出す。その後、解決済みの要因は先行論文からの引用を行い、未解決要因は研究、分析、実験を通じて課題の解決にあたる。これを(4)解決済みの要因と未解決要因(の吟味、研究)と呼ぶ。研究も最終段階に入ると、分析や実験によって生じたデータの整理や、それらによって構築されたモデルの構築、検証を行う。これを(5)データの整理と呼ぶ。最後に、公に公開するために(6)論文の組み立てを行う。全ての段階に共通して言えることだが、先行の研究と重複していないか細心の注意を払いながら研究を行う必要がある。 -------------------------------------------------------------------------------- 2.単位組織の成立の条件を説明しなさい 「単位組織」には以下の5つの条件を満たすことが求められる。「一人は自分のことは自分で行う」「一人は、ひとつ以上のことで仲間の役に立つ」「仲間は、互いに助け合う」「上位組織や社会に貢献する」「3人以上、7名まで」。 -------------------------------------------------------------------------------- 3.人の知性と社会の構造の相同性について述べなさい 「人の知性」に於いては、どの概念にも属することが出来る原初的知識が存在する。これら原初的知識が下位、上位問わず様々な概念に影響を与え、同時にそれにより形成された概念の間にも相互影響の関係が築かれる。 「社会の構造」に於いては、複数の組織に属することが出来る“人”が存在する。これら“人”によって形成された単位組織の間ではメタ組織関係、ネットワーク関係と呼ばれる相互影響の関係が築かれる。 いずれの構造に於いても柔軟な因子が概念(組織)を形成し、それらが相互作用を行うことで「人の知性」であれば人格、「社会の構造」であれば国民国家を形成している。 -------------------------------------------------------------------------------- 4.図書と雑誌の引用表記の仕方の違いを述べなさい 「図書」の引用表記は 著者名. 書名. 版表示. 出版地. 出版社. 出版年. ページ数(シリーズ記述、ISBN) となり、「雑誌」の引用表記は 著者名. 論文名. 誌名. 巻数・号数. はじめのページ-おわりのページ(出版年) となる。 -------------------------------------------------------------------------------- 5.「文献の要約」と「文献に基づく自分のレポート」の違いを述べなさい 「文献に基づく自分のレポート」とは参考にした「文献の要約」に論評を加え、最終的な結論や表題、「はじめに」、目次、参考文献の表記といったレポートとしての体裁を整えたものである。 -------------------------------------------------------------------------------- 6.日本語の文章には、ジャンルごとに形式が決まっているものがある。例えば和歌はおおむね57577で歌われる。レポートの基本構造はおおむねどのようになっているかを目次の例を示して説明しなさい 目次 1.はじめに・・・1 2.本文・・・2 2-1.事象Xおよび事象Yの提唱・・・2 2-2.事象Xの分析・・・3 2-3.事象Yの分析・・・5 2-4.事象Xおよび事象Yの比較・・・8 3.結論・・・11 4.参考文献・・・12 -------------------------------------------------------------------------------- 7.文献データベースの例を少なくとも5つあげなさい トムソン-Web of Science: http://www.thomsonscientific.jp/products/wos/index.shtml JDreamII(科学技術全般): http://www.lib.meiji.ac.jp/db/exdb/login/jdream2.html GeNii(学術情報全般): http://www.lib.meiji.ac.jp/db/exdb/login/genii.html MAGAZINEPLUS(雑誌・論文索引): http://www.lib.meiji.ac.jp/db/exdb/login/magazine-p.html Meiji Repository(明治大学の成果のみ): https://m-repo.lib.meiji.ac.jp/dspace/index.jsp -------------------------------------------------------------------------------- 8.信用してよい文献と信用してはならない文献を説明しなさい 良い文献とは一次情報に信頼性のある原データを使用し、二次情報に異なる複数の著者による一次情報を引用しており、参考文献と引用文献がきちんと区別されているものを指す。また、三次情報を引用文献としてはならない。 信用してはならない文献とは一次情報の信頼性が低く、二次情報に特定の一人の著者による情報しか引用しておらず、参考文献と引用文献の区別がなされていないものを指す。三次情報も一次情報の引用元が存在しなかったり、評価の定まらないものが使用されているケースも多い。 -------------------------------------------------------------------------------- 9.時系列データの特徴にはどんなものがあるか 現象を「直前の結果が直後の現象を引き起こす」という視点から見ることが出来る。 -------------------------------------------------------------------------------- 10.時系列データにおいて。前後のデータ間に何か関係があるかを調べるにはどんな方法があるか。 直前のデータと直後のデータの比較を行ったグラフ、つまり変化の仕方を示すグラフを作成する。 -------------------------------------------------------------------------------- 11. 次の言葉の意味を述べなさい ・メタ組織関係 権利義務関係で成立しており、決定への参加と服従が強いられる組織関係のこと。 ・ネットワーク関係 賛否による人的信頼関係により成立している組織関係のこと。 ・シリアルズ・クライシス ビッグサイエンスを経て研究活動が商業市場に組み込まれた結果、学術雑誌や論文の値段が高騰し、図書館の雑誌購入費は増加する一方で購入タイトル数が減少してしまう現象。 ・サークル・オブ・ギフト 「無償贈与の輪」という言葉に表れる、研究コミュニティや図書館が金銭的利益を目的としない関係。 ・コンソーシアム契約 複数の図書館で一つのコンソーム(図書館連合体)を創り上げ、購買力や出版社との交渉力の強化を図ろうという契約。 ・ビッグディール 商業出版社が提供する大規模電子書籍ジャーナルを対象とした包括的契約のこと。図書館の選書権の剥奪などの問題を含んでいる。 ・SPARC-Japan 寡占状態に陥っている学術出版業界に、競合タイトルの支援や関係者への啓蒙を通じて競争原理を持ち込もうという組織。アメリカその他の国にみられたものが日本にも広まり、SPARC-Japanと呼ばれるようになった。 ・一次情報・二次情報・三次情報 一次情報とは、零次情報である原データを元にした原論文のことである。論文誌や研究書という形態で存在する。 二次情報とは、複数の一次情報を総括的見地から見たもの。一次情報よりも総合性が増す。啓蒙誌や啓蒙書、新聞や雑誌の解説記事などという形態で存在する。 三次情報とは、一次情報や二次情報を更に総括的にまとめたもの。内容の鮮度や専門性は低く、総合性が極めて高い。辞書や辞典などといった形態で存在する。 ・誤差とエラー 誤差とは、真実の値と得られた結果の差のことで、人には避けられない種類のものを指す。 エラーとは、誤差と同じく真実の値と得られた結果の差のことを指すが、人間が避けようと思えば避けられる種類のものを指す。 ・サンプリングの誤差 サンプリングの誤差は「系統誤差」と「ランダム誤差」に分けることが出来る。サンプリング対象に何らかの不備があったために生じてしまう誤差のことである。 ・ランダム誤差 ランダム誤差とは、何らかの不規則的要因によって理論と結果の間に生じてしまう誤差のことである。 ・丸めの誤差、情報落ち、桁落ち、打ちきり誤差、桁あふれ 丸めの誤差とは、無限小数などを使用した計算を行う際に、便宜的に特定の桁数まで数値を丸めたことによって計算結果に生じる誤差のこと。 情報落ちとは、有効桁数を越える計算を行った際に、有効桁数外の数値を無視して計算してしまうことによって生じる誤差のこと。 桁落ちとは、絶対値の近い数値同士の計算を行った過程で有効桁数の減少が発生し、最終結果に誤差が生じてしまうこと。 打ち切りの誤差とは、繰り返しの計算処理を途中で打ち切ることによって生じる誤差のこと。 桁あふれとは、計算結果がコンピュータが扱える範囲の数値を越えることで発生するエラーのこと。 ・シンタックスエラー プログラムソースにおける文法的なミスによって発生するエラーのこと。コンパイラを使用する言語であればコンパイラがコンパイル中にエラーを出力する。 ・例外 ゼロ除算や変数の初期化忘れなどのエラーのこと。 ・論理エラー 文法的には合っていても、出力に至る過程で何らかのアルゴリズム的なミスを経ることによって生じるエラー。 ・入出力のリミテーションエラー 入出力時に入出力情報の誤認(単位や西暦/元号など)によって発生するエラーのこと。 ・プロセスのリミテーションエラー 乱数を使用する場合、開発者の想定を逸脱した極度に大きい、あるいは小さい数値が選出された際に発生するエラーのこと。 ・sum()、average()、vlookup()、rank()、if(A,B,C) Sum関数とは、特定の範囲内の数値の総和を求める関数である。 Average関数とは、特定の範囲内の数値の平均値を求める関数である。 Vlookup関数とは、指定されたセルの文字列を特定の範囲内のセルから検索する関数である。 Rank関数とは、特定の範囲内の数値の大きさを比較する関数である。 If関数とは、分岐条件を指定し、その条件を満たす場合の処理と満たさない場合の処理を記述することで場合分けの処理を行う関数である。 なお、これら関数の詳細と具体的な使用方法は第7回の課題記事に詳しい。 ・モデルの構築とモデルの検証 各データの変化からなんらかの方法(授業で扱ったものは直前のデータと直後のデータの比較)で法則性を見出すことをモデムの構築という。モデムの検証とは構築したモデムを用いて現象を再現することを指す。再現した現象が元のデータと(誤差の範囲で)一致していれば構築したモデルは元のデータを満たすことになる。 ・信頼の原則 http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2006/11/29_8799.html http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2007/07/41_e645.html http://shyosei.cocolog-nifty.com/shyoseilog/2005/07/__c227.html 刑法理念における概念で、自分が相手を信頼していた場合、自分は過失責任を負わなくて良いというものである。また、自分が相手の信頼を裏切ることで生じた過失責任は自分が負わなくてはならないというものである。これには強者が弱者を一歩的に搾取することを防ぐためという背景が存在し、「信頼の原則」によって「無防備にしている相手に非がある」という理屈は刑法理念上、あるいは社会通念上、通用しなくなる。 ・研究者の行動規範 研究者が備えておくべき行動規範で、かつては研究者ギルドなどに限定されていた研究者の世界が、ネットの登場や市民参加型社会へのシフトによって徐々に変化してきている。研究者の行動規範に反したものの具体例として、先駆者の研究の流用や研究結果の捏造、資金の横領などが挙げられる。 Ads by Google |
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